上方落語、神戸に定席開設

兵庫県と神戸市は17日、同市兵庫区の新開地に上方落語の定席を開設する方向で事実上合意したそうだ。1億8000万円前後と見込まれる建設費は兵庫県と神戸市などが負担するという。運営は地元NPOなどが担う形を想定し、早ければ2018年度のオープンを目指すという。上方落語の定席は大阪市北区の天満天神繁昌亭に続き2か所目になるとのこと。
県と神戸市の政策調整会議で、建設費を双方が負担することで合意したそうだ。明治期に湊川を埋め立ててできた新開地は、芝居小屋などが軒を並べ、「東の浅草、西の新開地」とも呼ばれたという。戦後の一時期は映画館20館以上が集まり、現在も大衆演劇場などがあるそうだ。落語の定席の新設を往時の歓楽街復活の柱に据えるとのこと。
新開地商店街のアーケード街に面した店舗跡地が候補地となっており、建設費は国庫補助も活用し、「ふるさと納税」による寄付も募るという。高座にあがるのは若手中心で、運営は商店主らでつくる「新開地まちづくりNPO」が担当する方向で検討しているとのこと。
定席の開設は2014年に上方落語協会の桂文枝会長が提案していたそうだ。運営・維持については課題も残っているそうで、民間主体の運営を安定させるため、県と神戸市は集客やスポンサー開拓などを検討し、上方落語協会にも協力を求めるという。最終的にまとまれば、来年度予算で建設費などが計上される見通しとのこと。
最近若者の間で落語が注目されているそうなので、新たに落語を楽しめる場所ができれば活気づきそうだ。