最高峰バレエ団で初の黒人女性主席

世界最高峰バレエ団のひとつ、アメリカン・バレエ・シアターは30日、ミスティ・コープランドさんをプリンシパルに昇格すると発表した。米ニューヨークを拠点に、その78年の歴史を通して世界トップクラスのダンサーを迎えてきた同バレエ団で黒人女性がプリンシパルになるのは初めてとのこと。
4月に公開された米誌タイムとのインタビューで、コープランドさんは健康的なイメージとはどういうものか、どんなバレリーナがあり得るか、その手本を示すことが自身にとっても重要だと話し、「バレリーナは白人女性でなくても、すごく痩せてなくてもいいんです」、「それがアメリカン・バレエ・シアターが私を通して示そうとしていることであり、米国人がどう見えるかや、米国では夢がかなうこと、また努力と周りの支えによってなりたいものになれることを示しているのです」と語っている。
コープランドさんは今、アメリカン・バレエ・シアター初の黒人女性プリンシパルとして歴史に残ることになったが、同バレエ団は20年前に、アフリカ系アメリカ人男性のデズモンド・リチャードソン氏をプリンシパルに任命している。リチャードソン氏は現在、自らが設立を支援したコンプレッションズ・コンテンポラリー・バレエ団の共同芸術監督を務めているそうだ。
肌の色による人種差別の壁を破ったのはアーサー・ミッチェル氏。同氏は1956年、世界最高峰バレエ団のひとつ、ニューヨーク・シティ・バレエ団のプリンシパルになった。
こうしたことがニュースになること自体、まだまだ人種差別は根強く残っているということだが、これがきっかけでまた一つ差別がなくなる方向に向かってくれることを願う。