鬼怒川秘宝館閉館へ

栃木県日光市の「鬼怒川秘宝殿」が年内に閉館することになり、現在多くの観光客が見納めをしようと訪れているそうだ。鬼怒川秘宝殿は鬼怒川温泉と川治温泉の中間に位置し、近くには日光国立公園に属する景勝地としても知られる龍王峡があるなど、県内でも有数の観光エリアにある。1981年に開館し、多くのファンを楽しませてきたが設備の老朽化などを理由に今月31日17時で閉館することになった。同館は江戸時代の性文化を枕絵(春画)や精巧な人形で再現した風俗資料館として知られ、特に展示される人形は実際に男女の全裸モデルに石膏を塗って型を取るなど、それぞれのポーズがリアルに再現されているそうだ。その制作過程もスナップ写真で紹介しているという。他にも県内各地の山岳信仰や道祖神などにおける男根形や女陰形のご神体の複製の展示や、地元の「龍王祭」で担がれた「ひょっとこ」「おかめ」、それぞれの「たるみこし」なども展示されているそうだ。鬼怒川秘宝殿が閉館後は、全国にある秘宝館は残るは「熱海秘宝館」1つのみとなってしまう。同館の閉館を知らせる手書きの看板には訪れた客らが寄せ書きが残すなど、惜しむ声も少なくない。バブルが崩壊し団体の観光客が減り、温泉街も衰退してしまった今、時代の流れには逆らえないということか。